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Coursera Plusとは?3年使ってわかった向いている人・向いていない人

Coursera Plusへの加入を検討している方に向けて、実際の使用経験をもとに書いています。

先に結論を言っておくと、複数の分野を継続的に学ぶつもりがある方にとっては、オンライン学習のサービスの中でも費用対効果が高い選択肢だと思っています。ただ、使い方によっては普通に損をします。その判断をするために必要な情報を一通りまとめました。

私自身はCoursera Plusを3年間使い続けており、累計で20本以上の講座を受けてきました。金融・テクノロジー・英語学習が中心で、CFA Level 1の補完としてイェール大学のFinancial Marketsを受けたり、経営企画の業務に関連するAI系の講座を受けたりしてきた経緯があります。


筆者について

地方国立大学出身。Corporate Financeに詳しいです。現在、日系投資事業会社にて経営企画・IR業務に従事。IELTS 6.5(今年中に7.0取得を目標に学習中)。CFA Level 1保有。Coursera歴3年、累計受講講座数20以上。Coursera Plusを使って、金融・テクノロジー分野を中心に継続的に学習しています( ´∀` )。


目次

1 Coursera Plusとは

2 料金体系

3 内容(対象・対象外)

4 他サービスとの比較

5 向いている人・向いていない人

6 3年使ってわかったこと

7 申し込みと注意点

Coursera Plusとは

Coursera Plusは、Courseraの定額サブスクリプションプランです。月額または年額の定額料金を支払うことで、対象の1万本以上の講座・専門講座・プロフェッショナル認定プログラムを受け放題で利用でき、修了証の取得も追加費用なしに含まれています。

Courseraはイェールやスタンフォードといったトップクラスの大学、Google・IBM・Metaといった世界的な企業が講座を提供するオンライン学習プラットフォームです。Coursera Plusはそのプラットフォーム上のコンテンツを定額で使い放題にするプランという位置づけです。

プラスなしの通常のCourseraでは、講座ごとに数千円〜1万円以上の費用がかかります。以前は「Audit(聴講)」という形で全講義を無料視聴する機能がありましたが、2025年中頃からPreviewモードに変更されており、現在は最初のモジュールしか無料で閲覧できません。Coursera Plusに加入することで、対象講座のすべての機能(採点される課題・修了証の取得を含む)を追加費用なしで利用できるようになります。

料金体系

Coursera Plusには月額プランと年額プランの2種類があります。

月額プランは$59(円換算で9,000〜9,500円前後、為替レートによって変動します)で、7日間の無料トライアルが付いています。トライアル期間中にキャンセルすれば費用はかかりません。

年額プランは$399(約6万円前後)で、14日間の返金保証が付いています。月額に換算すると約$33になり、月額プランより約4割安くなります。年間を通じて複数の講座を受ける予定があるなら、年額プランの方が合理的です。

なお、Courseraはブラックフライデーのタイミングでセールを実施しており、2024年・2025年ともに年額プランが$239前後まで値引きされていました。タイミングが合えばセール価格で入るのも一つの手です。

支払いはドル建てで、日本のクレジットカード(Visa・Mastercard等)で問題なく決済できます。

内容

対象になるもの

Coursera Plusの対象はCourseraのカタログ全体の90%以上とされており、個別の講座・専門講座・プロフェッショナル認定プログラムの大部分が含まれます。具体的には以下のようなものが対象になっています。

GoogleのAI Essentials、IBMのデータサイエンス認定証、Metaのマーケティング関連講座、イェール大学のFinancial Markets、UCアーバインのIELTS対策プログラム、ミシガン大学のPython入門など、世界的に知名度の高い講座を幅広くカバーしています。

対象外になるもの

含まれないコンテンツについても把握しておく必要があります。

1 学位プログラム(Bachelor’s・Master’s)はCoursera Plusに含まれません。$9,000〜$50,000程度の費用が別途かかり、サブスクリプションとは完全に切り離された別枠です。

2 MasterTrack Certificateも対象外です。大学院レベルの専門プログラムで、$2,000〜$5,000程度の費用が別途かかります。修士号の単位として認定される場合があるため、通常の講座とは別扱いになっています。

3 一部のパートナー提供コースも対象外になる場合があります。DeepLearning.AIが提供するコースの中には対象外のものがあるため、受けたい講座があらかじめ対象かどうかを確認することをおすすめします。

この「対象外の講座があった」という点はネット上でもよく見かける不満で、「Coursera Plusに入ったのに受けたい講座が含まれていなかった」という声は実際にあります。受講したい講座ページで「Coursera Plus対象」の表示があるかどうかを事前に確認してから加入するのが無難です。

他サービスとの比較

Udemyは講座の個別購入が基本で、セール時に1,000〜1,500円前後で購入できるものが多くあります。費用が安い反面、提供者の質にばらつきがあり、世界の大学や大手企業が正式に制作した講座という保証がない点が違います。気軽に始めやすい一方、体系的な学習や対外的な信頼性を求めるには向き不向きがあります。

LinkedIn Learningは月額サブスクリプションでコースを受け放題にできる点ではCoursera Plusと似たモデルです。実務的なスキル習得やビジネスソフトの操作に強い印象ですが、世界の大学が提供するアカデミックな内容はCoursera Plusの方が充実しています。

edXもCourseraと同様に世界の大学が講座を提供しているプラットフォームで、構造は近いです。ただし個人向けの定額サブスクリプションの幅という点ではCoursera Plusの方が選択肢が広い印象です。

Courseraの強みは、学術的な水準が担保されたコンテンツと、Google・IBM・Metaなどのプロフェッショナル認定証を同一プランで使い放題にできる点だと思っています。修了証に加えて、企業が採用時の参照基準として活用するプロフェッショナル認定証まで含まれているのは、他のプラットフォームではあまり見られない特徴です。

向いている人・向いていない人

向いている人

年間で2本以上、体系的なプログラムを受ける予定がある方には費用対効果が出やすいです。Googleのプロフェッショナル認定証を1本受けようとすると、月額$59で受講期間が6ヶ月かかれば単体で$354かかります。2本受ければ$399を超えるため、Coursera Plusの年額プランとほぼ同じ費用になります。それ以上受けるほど差が開きます。

複数の分野を横断して学びたい方にも向いています。金融もAIも英語学習も同時に進めたいという場合、個別購入だと費用がかさみますが、Coursera Plusなら追加費用なしで組み合わせられます。

IELTSやGoogle認定証、CFAの補完学習など、具体的な目的がある方も続けやすいです。目的があると学習が続き、続けるほど講座数が増えて費用対効果が上がります。

向いていない人

1〜2本だけ特定の講座を受けたいという場合は、月額プランで短期集中して終わらせた方が安いです。$59で受け始めて2〜3ヶ月で終わらせれば$118〜$177で済み、年額$399より大幅に安くなります。

「とりあえず登録してみよう」という状態で始めると、選択肢が多すぎて何から手をつければいいかわからなくなるケースもあります。「Netflixと同じで、結局何も見ない状態になった」という声はCoursera Plusでも似たような形で出てきます。学習の目的が明確でないまま加入しても続けにくいのは事実です。

英語への抵抗感が強い場合も注意が必要です。日本語対応の講座は増えていますが、対象の大部分は英語音声の講義です。英語字幕と組み合わせれば対応できる範囲は広いものの、英語を完全に避けて使おうとすると選択肢がかなり絞られます。

3年使ってわかったこと

数字では測りにくい部分も含めて書いておきます。

Coursera Plusを3年間使い続けて気づいたのは、一つの講座を完走することよりも、「週に数時間、英語でインプットをし続ける習慣」が積み重なることの方が長期的に効いているということです。

最初のうちは「どの講座を受けて修了証を取るか」という視点で使っていました。それも悪くありませんが、3年続けた今の感覚では、毎週GoogleのエンジニアやイェールやMITの教授の英語を聴き続けたことで、アカデミック英語のリズムに自然に慣れてきた部分があります。IELTSのリスニング対策として明示的に使っているわけではありませんが、Courseraの講義スタイルとIELTSのアカデミックリスニングで出題される英語は構造的に近いと感じています。

専門用語も同じで、finance・machine learning・equity・stakeholderといった言葉を英語のまま繰り返し聴き続けることで、日本語を経由しない理解が定着してきます。経営企画の仕事で英語の決算資料を読む速度は、Courseraを始める前と比べて体感として上がっています。

費用の面では、私が3年間で受けた20本以上を個別購入していたとすると、年額プランの数年分を上回る金額になっていたと思います。ただ「元を取った」と感じる理由はそこだけではなく、学習が週のルーティンになったことの方が大きいです。続けることが一番難しいオンライン学習において、年額で入っていること自体が「払ったのだから続ける」動機になっている側面はあります。

一点だけ補足しておきます。DeepLearning.AIのいくつかの人気講座はCoursera Plusの対象外になっている場合があります。受けたい講座が対象かどうかは、加入前に講座ページで確認しておくことをおすすめします。

申し込みと注意点

Coursera Plusの申し込みは、公式サイトから数分で完了します。Courseraのアカウントを作成して支払い方法(クレジットカード)を入力するだけです。

月額プランの場合は7日間の無料トライアルが開始され、期間内にキャンセルすれば費用はかかりません。年額プランには無料トライアルはありませんが、購入後14日以内であれば全額返金されます。

注意点として、月額プランは自動更新のため、使わない月が続いているなら一旦解約する方が無難です。解約はアカウント設定から数クリックで完了でき、解約後も次の課金日まで引き続き利用できます。

ネット上でも「気づいたら自動更新されていた」という声を見かけます。使うつもりのない月は早めにキャンセルしておく習慣をつけておくと安心です。


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